現役中小企業診断士に聞く!中小企業診断士のホームページ活用術
2024年12月26日
皆さんはお仕事でホームページを活用してますか?
「ホームページを作りたいけど本当に必要なのか?」「どう活用すればいいのかわからない…」
そんなお悩みを抱える中小企業診断士の皆さんに向けて、
今回は実際に中小企業診断士としてのお仕事でホームページを活用されている診断士の方にインタビューを行いました!
お話を伺ったのは、東京都中小企業診断士協会などでご活躍されている 関川久範(せきかわ ひさのり)さん です。
中小企業診断士・関川久範さんのプロフィール
Q. ご経歴を教えてください。
東京工業大学大学院を卒業後、鉄道・不動産会社で建築プロジェクト企画や不動産開発を担当していました。その後、行政で公共工事の企画や管理を手がけるなど、数十万円~数百億円規模のプロジェクトを成功させた実績があります。
2022年に中小企業診断士資格を取得し、現在は診断士として企業支援やプロボノ活動に取り組んでいます。
現在は、東京都中小企業診断士協会三多摩支部やNPO法人tnc中小企業支援センター、そのほかにもサービスグラント GRANT(NPO等の課題解決専門団体)やサービスグラント デジボノ(NPO等の課題解決チーム)に所属しています。
Q . 現在、中小企業診断士のお仕事はどのようなことをされていますか?
オンライン上でパートナー募集をされている企業への応募や、知り合いの紹介を通じて課題を抱える企業様を見つけ、一級建築士としてスキルや経験を活かしながら、課題支援を実施しています。
また、中小企業診断士協会の地域診断士会に所属し、行政や商工会からの委託業務(経営相談、取材等)を実施しています。
ホームページの制作に関して
次に現在のホームページの制作面に関してお伺いしてみます。
Q. どのようなタイミングで制作されましたか?
契約する企業が増えてきたタイミングで制作しました。
ホームページの制作を通じた自身の強みの整理や、ホームページを活用した自身のPRを行いたいと考えたため、制作しました。コストを抑えるためにクラウドソーシングサービス「ココナラ」を利用しました。評価の高い制作者に事前相談を行い、細かい要望にも対応してもらえました。
Q. ココナラでの制作で感じたメリット・デメリットはありますか?
細かい要望に対しても真摯に対応してもらえることや、返信スピードが速いことがメリットだと思いました。個人への依頼となるため、自身が思い描いているものが作ることができるかどうかが不安でした。しかし、チャットでのやり取りを通じて課題ヒアリングや解決策の提示をしてくれたので安心して発注することができました。
ホームページの活用について
次に制作されたホームページの活用方法をお伺いします!
Q . ホームページはどのような面で活用していますか?
- 支援内容の整理と差別化
- 効果的な情報発信ツール
- 問い合わせ・情報共有の窓口
として活用しています。
1. 支援内容の整理と差別化
自身の支援内容を分かりやすく伝えるためにホームページを活用しています。「中小企業診断士 × 一級建築士」という強みを整理することで、他との差別化が図れ、ブランド力の向上にもつながりました。さらに、サービス内容の説明にかかる手間が減り、業務効率の改善にも寄与しています。
2. 効果的な情報発信ツール
メールの署名欄にホームページのURLを掲載することで、多くの方に閲覧していただけるようになり、直接説明しなくても支援内容を効果的に伝えることができました。また、オンラインで案件に応募する際には、面接だけでは伝えきれない情報をホームページで補足することで、顧客に興味を持ってもらい、結果として顧客獲得につながる効果もありました。
3. 問い合わせ・情報共有の窓口
ホームページを通じて興味を持っていただいた方からの受注増加を目指し、問い合わせ機能を設置するほか、お知らせ機能を活用して活動情報を発信しています。
Q. ホームページを持つことで感じたメリットを教えてください。
説明をしなくても、ホームページを見ていただければ支援内容が伝わる点が大きなメリットだと感じています。実際に、ホームページを閲覧した方から興味を持って問い合わせをいただくこともあります。
例えば、「事業計画・助成金活用」や「建築・経営効率化のコンサルティング」といった、言葉だけでは伝えにくい内容も、ホームページを活用することで視覚的にわかりやすく説明することが可能になりました。
Q . 中小企業診断士の視点でホームページ活用時のポイントや注意点などを教えてください。
自分の強み、サービス内容、実績、金額をシンプルかつ分かりやすく伝えることが最も重要です。また、支援内容をしっかり整理し、適切に言語化することが大事だと思います。
これからホームページの制作・活用を検討している中小企業診断士へ
Q. アドバイスや参考にしてほしいポイントなどを教えてください!
制作時には、自分のイメージ通りのものが完成するか不安もあるかと思いますが、事前に作りたい内容をしっかり整理し、共有することで、低コストながら高品質なホームページを作成することが可能です。
また、ホームページ制作を通じて、自分の強みやサービス内容を整理・言語化する機会にもなります。内製よりも専門家に委託して進めることで、労力を大幅に削減できるため、特におすすめです。
貴重なお話をありがとうございました!
ホームページを制作する際には、支援内容を整理・言語化し、制作者とどのような情報を掲載するか、またどのように使ってもらうかをしっかりと擦り合わせることが重要だと感じました。
これからホームページを制作する方だけでなく、現在活用している方も、この観点をもとに一度ホームページを見直してみてはいかがでしょうか?
関川さんのホームページもぜひご覧ください!
シンダンシノミカタではホームページを作りたい診断士の方をサポートいたします!
シンダンシノミカタでは、中小企業診断士の皆様が安心してホームページを制作し、活用できるよう全面的にサポートを提供しています。
「どんな内容を記載すれば良いか」「どのように効果的に活用するか」などのお悩みにも丁寧に対応し、あなたに最適な提案をいたします。
ホームページ制作を依頼したい方、もっと活用したいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください!